岐阜の地方銀行「大垣共立銀行」は先進的

大垣共立銀行とライバル銀行の競争は続く

大垣共立銀行のライバルは、地元である岐阜県岐阜市に本拠地を置く「十六銀行」がまず挙げられます。十六銀行はその名前のとおり、明治時代の国策銀行として発足した銀行が発祥となっていて、実は大垣共立銀行と同じく明治時代からの歴史を有している銀行同士なのです。

もともと岐阜県内の金融機関事情は、人口や企業立地数の割には金融機関数が多すぎることもあって、顧客を互いの銀行同士で奪い合う状態が長らく続いています。特に十六銀行が第二地方銀行である岐阜銀行を吸収合併した2012年からは、十六銀行と大垣共立銀行との顧客獲得競争が激化しています。

岐阜県内だけでいえば、十六銀行が大垣共立銀行に勝っている状況が続いています。県庁所在地に本店を置く十六銀行と、岐阜県第二の都市である大垣市に本店を置く大垣共立銀行とを比較すると、人口の比較的多い県庁所在地と東濃地方を営業エリアにしている十六銀行の方がやや有利と言えるのが現状です。それを打破するために大垣共立銀行ではATMの稼働時間や稼働期日の増加、さらにはATM利用手数料の無料化など、個人顧客の獲得を目指した起死回生策を行い、ここ数年では個人資産の預かり額や個人ローンの貸付額においてかなり十六銀行のシェアを奪うことに成功しました。

今後もライバル銀行との競争は続くと思われますが、やはり十六銀行とのライバル関係は続きそうです。ローン貸出金利の引き下げ競争など、顧客にとってはありがたい競争の状態がしばらくは続くのではないかと思われます。